2007年9月15日

人の気力の凄さ

■孫文記念館
 ・・・って呼び方より「移情閣」って名前の方が通りがいいですかね?俺は普段そう呼んでるけど。

ijokaku.jpg

 ガキの頃は国道沿いの冴えない洋館だった。妙な塀に囲まれてて雑草も生えてたような。いつの間にか孫文記念館になって移築されてここに。
 因みに一回も入ったこと無い。なんで辛亥革命の人の記念館がここにってぐらいの認識だし。まあさっき調べて理由はわかったけど(笑)
 画像はちゃりんこで兵庫へ向かう最中に、日中はまだ暑くて半分も行かないうちにへろへろになってここでちょっと休憩したときにヘルシアウォーターを飲みながら撮ったもの(笑)
リンク:孫文記念館:http://www.sonbun.or.jp/


■ガイドヘルパー講座
 …を受けに行きます。
 どのようなものかというと…説明がめんどくせーのでここで読んで。…じゃ不親切なので大雑把に言うと、障害者を支援するためのヘルパー講座を受けに行きます。
 実は障害者向けのヘルパーステーションの管理者って立場で、多少ヘルパーとしての仕事もしてるんですけど、今まで勉強してきたことはホームヘルパー2級で、ほぼ老人向けのことばっかりだったから何かしら障害者向けの勉強がしたかったのと、現場経験自体がほとんど無いので現場向けの勉強も改めてしておきたいなーということを思っていたら、うまいこと用事の無いタイミングで講座が開催されるとの事なので参加させてもらうことにしました。
 とりあえず、そんだけ。まだ行ってないし。かわいい子が来てるかは当然チェックしておきます(笑)


■人の気力の凄さを知る
 改めてケアマネジャーという仕事は大変だと認識する。
 自分の持ってるケースのことなのでコンプライアンス的観念から詳しいことは書けませんが。
 今まで末期がんにもかかわらず、ある理由でずっと在宅で生活を続けてきた方。そのような状態にもかかわらず私に対しても矍鑠(かくしゃく)とした姿勢を保ち続けた。
 しかし私の元にヘルパーから電話があり、「今日は今までに無く体調が悪そう、病院に連れて行く」とのことだった。最初は渋っていたが私やヘルパーが説得しようやく行ってもらうことに。そこで診断を受け入院が決定した。
 東京に居られる息子さんにも連絡し、翌日に急遽こちらに来ることに。そして私も一緒に翌日病院へ向かうことにした。
 そして私が翌日息子さんと一緒に病院に向かい、病室で目にしたのは、目が虚ろになり苦しそうに喘ぐ老人の姿でした。昨日も入院直前まで、私との電話でも普通に対応をしていた方と同一人物とはとても思えない状態である。
 たった一晩でこうも変わるのか。病院のベッドに入ったことで緊張が解けたのであろうと思う。今まで気力であのような姿勢で自分たちに接してくれていたのかと思うと驚きを隠せない。
 その様子を見た息子さんも目に見えて動揺している。前回会ったときと明らかに違うので止むを得ないであろう。病室を離れる際に細い声で「よろしくお願いします」と言われる。やはり別人のようであった。

 なぜここまで我慢したのか、いろいろと考えを巡らせる。
 入院はいつでもできると病院から言われたといっていたから、最後の手段として置いていたのは判る。なぜ在宅生活をそこまでして続けるのか。なぜヘルパーと車いす以外のサービスを考えなかったか。入院しないなら看護師のサービスがあるのも薦めた。体の状態からしてどうしても使っていただきたかった。しかしなんにしろ薦めたことはほとんど断られる。
 確かに本人の意思は最優先である。しかしそれにより間違った方向に行きそうなら、修正するのも仕事。なので「御用聞きケアマネ」にならないよう、必要と思われる情報はとにかく出したつもりである。もしかしたら情報がまだ足りなかったのか、希望とマッチする情報が無かったのか。
 身の回りの環境や自分の体調と今後のことを考えて我慢し続けたのか。もしかしたら私に信用が置かれてなかったのかもしれない。息子さんの連絡先もなかなか教えてくれなかった事もあるし。
 詳しく書けないが想像できる部分もいろいろある。しかし直接聞けたわけではない。

 とにかくなんかしらの理由で、その気力を維持させないといけない何かがあったのは間違いはない。自分がその思いを拾えてなかったのかもしれないと思うとやっぱりいろいろ考えてしまう。
 感謝されるとか怒られるなら、まだどのような思いであるか判りやすいけど、心の内側が引き出せないうちは、結果が出ているかわかりにくい仕事であるなと感じる。それを技術として引き出せるようにならないといけないというのをつくづく感じた。

 しかし見るからに辛そうな苦痛に、今まで耐えてきた気力には本当に驚かされた。
そして自分は気力を出さない分、時間と環境に甘えているという考えが浮かんだ。そしてそれらは甘えた分、浪費されていく物であると感じた。

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コメント

>移動支援

これって毎年受講しなきゃいけなかったんじゃない?
不確かだけど。
某さんのところのヘルパーがぼやいてた(笑)
違う支援だったのかな?

>ターミナル

わたしは護師はいらない。
決して自分が知識を持っているからではなくて
いらない。 はっきり言って自分の生き方にうざい存在。
これだけ自分の意思をさらけ出しているじっちゃんなら
麻薬がんがん打って最後まで自分の尊厳を
さらしてあげたいとわたしは思う。
あくまでも無責任な発言として。

ケアマネとかかわったならビジネスだから
訪問看護勧めるし、病院に引っ張っていく。

思いと仕事とは違うんだな。

ああ、わたしの言うことは鵜呑みにしないようにね。
君は君でじっちゃんに受け入れられているのだから
君のカラーでがっつりと(笑)

孫文記念館は見るだけで中に入ったことはないですね。明石海峡大橋とのロケーションはいい感じだと思うけど、お金払うほど孫文には興味が無いんだよね。

資格を得るために色んな講座を受けないといけないんですね。大変そうですが頑張って下さいp(・∩・)q

体が辛い状態でも関係者に心配かけないように気力で我慢するっていうのは聞いた事ありますねぇ。
おじいさんは息子さんに元気な所を見せて心配かけないようにしたんじゃないかな。
今のお年寄りは若者と違って我慢強い方が多いですからねぇ。
全ての方に満足の行く介護が受けられる世の中になればいいですね。

■eriねぇ

もしかして酔ってたですか?(笑)

>これって毎年受講しなきゃいけなかったんじゃない?

神戸じゃ聞いたこと無いッスねー。
とりあえず単価が下がることをぎりぎりまで教えてくれないのは確かですけど(笑)

>麻薬がんがん打って最後まで自分の尊厳をさらしてあげたいとわたしは思う。

周りに家族とかのしがらみが無けりゃ、いっくらでも思いどおりにそのための支援をするんですけどね(笑)
確かにねぇさんの言うとおり、ビジネスであるので医者も訪看もきちんと連れて行きます。
ただ、それを穏便に進めるためのテクニックが必要と言いたかったッス。

>君のカラーでがっつりと(笑)

いつもアドバイスありがとうございますー。
今しばらくご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします、先輩(笑)


■むろりん

>お金払うほど孫文には興味が無いんだよね。

うわ、えらいはっきりと(笑)
そう考えると日本に孫文に興味がある人ってどれぐらいいるだろうね。
もちろん俺は入らないッス(^_^;

>資格を得るために色んな講座を受けないといけないんですね。大変そうですが頑張って下さいp(・∩・)q

土曜日に成海璃子ちゃんにも「勉強はあなたを裏切らない」と言われたところです。
あいにく本日、未熟者ですが頑張ります(笑)

>おじいさんは息子さんに元気な所を見せて心配かけないようにしたんじゃないかな。

その一面もありますね。書いてないからわかんないですけど、他にもいろんなしがらみがあったと思います。
ほんと、驚くほどでした。俺はあの状況でも絶対に我慢できない自信があるよ(笑)

>全ての方に満足の行く介護が受けられる世の中になればいいですね。

まったく。
ちなみにこのことは国が一番高らかに謳ってます。
にもかかわらず、お金をあんまり出す気がありませんよとも言ってるのが国orz

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